広島城は、太田川河口の三角州に、毛利輝元が築いた典型的な平城です。
- 広島城は、太田川河口の三角州に、毛利輝元が築いた典型的な平城です。
1589年(天正17年)に毛利輝元により築城された。豊臣秀吉の朝鮮出兵のおり前線基地である名護屋城と大阪城の中継地点(秀吉の宿泊所)として期待されていた。1600年((慶長5年)城主となった福島正則により改築されたため、築城当時はどのようであったか不明である。
明治維新後は、明治4年(1871年)陸軍の鎮台(ちんだい)の分営が置かれ、以降太平洋戦争が終わるまでは軍事施設として利用された。天守閣をはじめ太鼓櫓など残っていたが、広島原爆によって消滅して、1958年(昭和33年)に天守閣が鉄筋コンクリートで復元され、平成に入って、表御門、御門橋、平櫓、多聞櫓、太鼓櫓などが復元した。