むかし、江戸時代、宿場宿場には旅籠屋があって、旅人はそこで草鞋を脱ぎ、旅の疲れを癒しました。近代になって鉄道が開通すると、街に駅ができ、その前に旅館が建ち、旅行者は、そこで旅装を解き、明日への鋭気を養いました。第二次世界大戦後、生活文化や様式が急速に西洋化するにつれ、宿泊施設も日本旅館より洋式ホテルが好まれるようになってきました。しかし、当初、ホテルというとどちらかといえば高級イメージが強く、事実、宿泊料金も割高になるのが一般的でした。
経済の高度成長による交通機関の発達と企業活動の活発化に伴い、企業戦士と言われるビジネスマンの行動範囲も拡がり、その活動拠点として、立地は駅に近く、料金は昔の駅前旅館並みのホテルに対するニーズが高まってきたのは、当然の成り行きでした。
東横インのビジネスホテルチェーンは、まさに、こうしたニーズに応えて実現したものです。すなわち「駅前旅館の鉄筋版」というのは私ども東横インの基本的コンセプトであり、原点であると言えます。東横インは、ホテルのオペレーションに関しては全くの素人集団で発足しました。従来のホテルの既成概念や先入観にとらわれることなく試行錯誤を繰り返しながら、アイデアを出し合い、それを実行することで独特のノウハウを蓄積してきました。
その結果、土地の有効利用に立脚した建物賃貸借方式を基本とし、ホテル運営は支配人を含めスタッフ全員、地元の方を中心にし、合理的でかつ誠実なサービスを提供しながら、お客様にご満足いただける「安心・快適・清潔なお部屋」をリーズナブルな料金で提供することを実現しています。
1986年2月。東京蒲田に第1号店をオープン以来、お陰さまで北は北海道から南は九州・沖縄まで、全国ネットの骨組みができ上がりました。これもひとえに皆様のご支援、ご愛顧のたまものと深く感謝申
し上げます。
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